1分で分かるFX

FXとは外貨と日本円の売買

円安と円高の二択でシンプルに予想する

FXとは外国の通貨を売買して、利益を出す取引のことです。例えば「1ドル=100円」のときに10万円で1,000ドル買います。

FXとは外貨と日本円の売買円安で「1ドル=110円」になったら、手持ちの1,000ドルは11万円に交換できるので、1万円得をします。

逆に円高で「1ドル=90円」になったら、手持ちの1,000ドルは9万円になり、1万円損をします。

このように異なる2国間の通貨を取引して、為替レートの差額が儲けになる仕組みがFXです。各通貨の値動きを予測して稼ぎますので、現在のように値動きが激しいときはチャンスになります。

また、正確にはFXは「margin Foreign eXchange trading」の略であり「外国為替証拠金取引」を意味します。証券会社に証拠金を預けて、それ以上の大きな金額の外国為替を取引できます。

金利の違いでも利益が発生

日本円で外貨を買うと金利差が貰える

日本の金利が0.1%でニュージーランドの金利が5.0%のときに、ニュージーランドドルを買ったとします。二国間の金利差は「5.0%-0.1%=4.9%」ですので、ニュージーランドの通貨を保有中はずっと4.9%もの金利が貰えます。

FX初心者の方は円高や円安を狙って利益を得るよりも、低金利の日本と諸外国の金利差を利用して、外貨を購入することから始めると、少ないリスクで経験を積めます。

金利の違いでも利益が発生この二国間の金利差を「スワップポイント」と呼び、保有した金額と期間分のスワップポイントを受け取ることができます。

スワップポイントは毎日支払われるので、スワップポイントの利益のみを狙うスワップ派の人も多いです。

例えば、2013年2月時点で豪ドルを90万円ほど買えば、1日に約80円もの金利が受け取れます。これは1年間で29,200円にもなります。

日本の銀行に日本円で預けるのではなく、日本のFX会社に外国通貨で保管しておくだけのわかりやすい仕組みです。

資金が乏しくても資産運用

100万円分の外貨も4万円で買える

先ほどの例で「1ドル=100円」が「1ドル=110円」になったら、10万円が11万円になると紹介しましたが、米ドル/円が10円も変動するには、相当な時間を要するかもしれません。

資金が乏しくても資産運用確かに2012年12月24日~2013年3月4日に82.389円から95.996円に一気に円安になりましたが、それはまれなケースです。

その前は1年間で10円も変動していません。それにも関わらず、1万円しか利益が出ないならFXの醍醐味に欠けてしまいます。

そこでFXでは「レバレッジ」と呼ばれる少しのお金で大きなお金を動かせる方法を採っています。レバレッジは資金を担保にして、その25倍までの金額の取引が行える仕組みです。

例えば、50万円を証拠金としてFX会社に預け、レバレッジを20倍にして、1,000万円分の外貨を取引することもできます。その金額で米ドル/円が10円変動すると、±100万円の損益が発生し、その利益や損失だけが自分の口座に残るわけです。

レバレッジを高くすると、自分の持ち金よりも大きなトレードができるのでハイリターンハイリスクになります。そのため、FXの初心者は1~5倍くらいで様子を見ることをおすすめします。

レバレッジはリスクが増えるのではなく、有効な仕組みです。始めは小額でトレードをして、勝率がアップしたり、自信があるときにだけ、レバレッジで売買単位を増やしましょう。

1日中24時間売買できるFX

帰宅後や深夜でも活発に取引できる

同じ金融商品である株式は9~15時までが日本での売買時間となっていますが、FXは24時間取引が行われています。

会社員や自営業の方、育児で時間を割けない主婦でも、FXは世界中のどこかで通貨は売買されていますので、時間に拘束されません。現在ではシステムトレードによる取引も盛んです。

為替の世界では、日本時間の5時にニュージーランドのウェリントン市場で取引が開始されると、7時にオーストラリアのシドニー市場、8時に日本の東京市場、9時に香港市場が開きます。

続いて、16時に世界1位の取引量を誇るイギリスのロンドン市場、21時にアメリカのニューヨーク市場となり、どの国も10時間程度は積極的な取引がされ続けます。

特に日本の会社員が在宅している22~24時は、ロンドンとニューヨークといった大きな市場の商いが活発です。

このように24時間いつでも取引ができるので、仕込みや売買テクニックなども活かすことができ、デイトレードなどの短期売買がしやすいため、副業でも人気が集まっています。

同じ外貨を扱う外貨預金よりも格安

外貨預金の1/10以下の手数料

FXはとにかく手数料が安いです。これはすべての売買がシステム化されていて人件費がかからないことと、取り扱う金融商品が各国が発行する紙幣であり、換金や加工などのコストが不要でダイレクトに取引できるためです。

すでにシステム化されている株式や債券などの他の金融商品と比べても、手数料は1/2以下です。これは取引量が圧倒的に増えていて市場が大きいため、数の強さでコストが値下がっています。

同じ外貨投資でも人件費が高い銀行で取り扱っている外貨預金と比較すると、FXの手数料は1/10~1/100以下になります。さらに万が一、利用中のFX会社が倒産などしても、預けている資金は100%戻ってくるので安全です。

項目 FX 外貨預金
手数料 1ドルで往復0.5~2銭 主要銀行で往復1~2円
ネット銀行でも往復50銭
安全性 信託保全が法律で義務化 ペイオフの対象外

もちろん、FXにもデメリットはあります。自分の予想に反して為替レートが動いたら損をします。この為替変動リスクに対しては株式投資と同じで、為替レートの値動きに逆らわず、トレンドに乗ることが王道です。

また「FXで大損した」という人がいますが、その理由はレバレッジを数十倍に上げすぎたことが原因です。FXでは100万円の資金があれば最高2,500万円分の取引ができるので、単純に「取引量が多くなる=損益も大きい」ことを意味します。

初めのうちは練習として取引単位を少なめに設定して、レバレッジを使わずに1倍のまま試してみましょう。利益が上がるようになってきたら、そこからFXのメリットを最大限に生かします。

FXは円安と円高のどちらで利益が得られるので、どのような局面でも売買が楽しめます。日本の低金利が有利に働き、レバレッジでリスク分散もできます。24時間トレードで融通も利き、手数料が格安です。この結果、FXは人気の金融商品に成長しました。


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