スワップで増やす!

FXのもう1つの稼ぎ方であるスワップポイント

外貨を安く買って、高くなったら売るのがFXの特徴ですが、この価格差以外でもFXで利益を得る方法があります。FXの初心者はもちろん、上級者でもやっているのが、スワップポイントを狙っての取引です。

日本は2014年1月時点で政策金利がわずか0.10%の超低金利国です。失業率が高いユーロでさえ0.75%を超えており、豪ドルは3.00%以上、南アフリカに到っては5.00%を超えています。

日付 日本 米国 EU 豪州 英国 カナダ 南ア
2014年1月 0.10 0.25 0.25 2.50 0.50 1.00 5.50
2013年1月 0.10 0.25 0.75 3.00 0.50 1.00 5.00
2012年1月 0.10 0.25 1.00 4.25 0.50 1.00 5.50
2011年1月 0.10 0.25 1.00 4.75 0.50 1.00 5.50
2010年1月 0.10 0.25 1.00 3.75 0.50 0.25 7.00
2009年1月 0.10 0.25 2.00 4.25 1.50 1.00 11.5
2008年1月 0.50 3.00 4.00 6.75 5.50 4.00 11.0

したがって、低金利国の通貨で高金利国の通貨を買うと金利差が生まれ、保持しているだけで金利が得られます。

例えば、金利0.10%の日本円で金利3.00%の豪ドルを買えば、差し引き2.90%の金利が得られます。逆に金利3.00%の豪ドルで金利0.10%の日本円を買うと、差し引き-2.90%の金利の負担になり、持てば持つほど損をしていきます。

この金利差を「スワップポイント」や「スワップ金利」と呼び、超低金利国の日本円を売るからこそできる、FXのもう1つの稼ぎ方になります。

スワップポイントは通貨ペアが大切

スワップポイントは通貨ペアが大切政策金利は一緒でもスワップポイントは全世界一律ではなく、FX会社によって微妙に差があります。

そのため、各通貨ペアごとのスワップポイントを、FX会社では公開していますので、事前に確認しておきましょう。

スワップポイントが高いFX会社はGMOクリック証券外為オンラインYJFX!ライブスター証券などです。

大体、どのFX会社も通貨ペアごとに表で確認できます。2013年2月時点では、下の表によると、1万豪ドルを買った場合は最大1日80円も受け取れることがわかります。

FX会社 米ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
A社 2円 -4円 76円
B社 3円 3円 80円
C社 0円 -3円 56円
D社 1円 -2円 65円
E社 2円 -6円 77円

例えば「1豪ドル=約82円」のとき、1万豪ドルを購入するためには82万円が必要です。この82万円で毎日80円のスワップポイントが付きますので、1年間で「80円×365日=29,200円」が貰えます。年利は「29,200円÷82万円=約3.56%」と計算できます。

直近で最も高い年利は南アフリカランドです。1万南アフリカランドは約9万円で購入でき、毎日14円が付きます。1年間で付くスワップポイントは5,110円ですが、元手が約9万円と少ないので年利は約5.67%にもなります。

スワップポイントにレバレッジをかける

レバレッジでスワップポイントは倍になる

先ほどの1万豪ドルは1日80円、1年間で29,200円もの利息が付きますが、それは「1豪ドル=82円」の為替レートで手元に82万円の資金があった場合です。

そこで手元に82万円がなくても、レバレッジを5倍に設定すれば、1/5の164,000円で80万円分の外貨が購入できます。

164,000円で29,200円の利息が付くということは、年利約17.80%と同じになります。レバレッジに比例して、年利もアップします。

29,200円÷164,000円=0.1780=17.80%

逆に証拠金を82万円を用意して、レバレッジを5倍にすると410万円分になりますので、146,000円の利息が1年間で貰えます。

もしレバレッジが25倍であれば、約89%の金利で倍々ゲームとなり、一気に資産は増えるかもしれません。

ただし、高いレバレッジは同時にハイリスクハイリターンとなりますので、実際の取引では高くても10~20倍、初心者は3~5倍くらいに抑える注意が必要です。

為替レートがスワップポイントに影響

スワップポイントはFX初心者にも儲けやすい仕組みなのですが、スワップ目的で購入した外貨も為替レートで価格が変わります。

「1豪ドル=82円」で1万豪ドルを82万円分、レバレッジを10倍にしたので元手は82,000円で購入できました。1年後にはスワップポイントにより、3万~4万円の利息が付くかもしれません。

しかし、これは為替レートが変動なしのケースです。実際には2010年のように年始と年末で1円以下しか動かなかった年もあれば、2009年のように豪ドルが20円も上昇した年もあります。

仮に「1豪ドル=72円」まで下がると、1万豪ドルが72万円分の価値しかなくなります。82万円から10万円も減少したので、元手の82,000円は-18,000円になってしまいました。

単純に10万円のマイナスです。これにスワップポイントの3万~4万円を加算しても、トータルで6万~7万円の損失に達します。レバレッジ次第では為替レートがスワップポイントの利益を飲み込む可能性があるわけです。

逆に「1豪ドル=92円」にまで上がると、10万円の収益に加えて、スワップポイントの3万~4万円が貰えるので、トータルで13万~14万円の儲けになります。82,000円は倍以上に膨らみます。

そのため、スワップポイントで利益を出す場合のテクニックとしては、値動きの異なる通貨ペアを数種類購入することで、リスクを大きく減らせる方法があります。

例えば、米ドルとユーロは逆の動きをすることが多いために、両方購入して為替レートの損益は相殺し、スワップポイントの利益だけを貰う方法です。

このような相殺できる通貨ペアの組み合わせはいくつかあります。FXは為替ではなくスワップ狙いである人は、リスク分散のために複数の通貨を保持しておくことをおすすめします。


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